世界的デザイナー「ヨウジ・ヤマモト」のパリコレ作品を手がけ、一躍注目を集めたデニム職人の大園英樹が考案した“マジックウォッシュ”と呼ばれる独自のユーズド加工の技術。
“マジックウォッシュ”技術は、やすりやカンナなどで削る通常の加工法とは異なり、描くように施されるため、生地を傷めることなく、色落ちや立体的なシワが完成する。その技術が世界的デザイナーの山本耀司さんに認められ、彼の全ブランドのデニム加工を手がけている.
現在、2つのオリジナルブランドを展開。スポテッドホースブランドはジーンズ作りで有名な岡山県児島の工場に製造を委託。一方、昨年立ち上げたOZONOブランドは、デニム職人の集大成として理想のデニムを追求するため、全行程を一人で縫い上げた。日本人の体型に合うように幾度もパターンを修正して定番のストレートジーンズを完成させた。OZONOブランドは、お客さんに試着用のジーンズをはいてもらってサイズを測り、マジックウォッシュのデザインを相談してから仕上げていくスタイル。縫製にもさまざまなこだわりをもった。